●PASMO どこを選ぶ?
JR利用者にとってSuicaが必要不可欠なものであるのと同様、私鉄やバス利用者にPASMOは欠かせない。その人気の秘密は何といっても使い勝手。 タッチするだけで改札を通れる便利さと、あらかじめお金をチャージしておけば、乗り越し精算が不要なこと。 JRや私鉄、バスの相互利用が可能なこともその便利さの一つである。
この使い勝手のよさに、更にクレジットカードを付け加えることで、ポイントや特典が付くので、益々お得になる。 例えばSuicaの場合は、オートチャージや定期券や切符の購入などの際には1.5%という破格のポイントが付く。 今回はPASMOについては、この辺がどうなっているのか調べてみた。
←まず、クレジットカードが付属しない通常のPASMOの特典には何があるのか? このタイプのSuicaには何にも特典はありませんので、PASMOの場合も無くて当然なのですが、実はPASMOには、バス共通カードの代替という役目があって、その分のポイントはつく仕組みになっています。
バス共通カードは約10%のプレミアムが付く(但し5000円カードは850円のプレミアム)ので、PASMOにも、それに相当するバスポイントが付与されます。 但しバスポイントは1000ポイント(100円相当)単位の払い出しや月単位でクリアされることなどがあり、実質的にバス共通カードの方がお得の場合が多々あるようです。
次に本題のクレジットカードつきの場合の特典を見てみます。 クレジットカード付きというのは、オートチャージをやる場合に欠かせないので、PASMOを便利に使いたい方には必需品です。問題はどのクレジットカードを使うかです。 鉄道各社がそれぞれオートチャージ対応のクレジットカードを発行していて、会社により特典もそれぞれ異なります。現在の主な発行カードとその特典内容は以下の通りです。
①小田急 小田急OPクレジットカード
小田急線を月に11回以上(定期券除く)乗車すると利用回数に応じて、利用総額×3~7%の「小田急乗車ポイント」が貯まります。このポイントは1ポイント=1円換算で買物やロマンスカーの特急券購入などに使えますが、PASMOにはチャージできません。
②京王 京王パスポートカード
「乗り物ポイント」の申込みをすると、1000ポイントが貰えます。また一日にPASMOでの電車乗車、バス乗車、パスポートカードでの1000円以上の買物を3つ同時に行うと一日につき20ポイント、2つ同時に行うと一日につき10ポイントが貰えます。(2008年1月現在)。 これもホームページを見る限りはPASMOにはチャージできそうにありません。
③東急 TOP&カード
乗車ポイント等の特典はありませんが、最大の特徴は東急グループ各店で貯めた「TOKYUポイント」をPASMOにチャージすることが出来ます。
④東武 東武カード
乗車ポイント等の特典はありません。
⑤西武 プリンスカード
乗車ポイント等の特典はありません。
乗車ポイント等の特典は無くても、オートチャージの際のクレジットポイントは、大体の場合0.5%の還元率で付与されます。
最後に、これら交通系事業者を凌駕するようなポイントサービスを始めている会社があります。これは何といっても東京メトロ。私鉄系にお客さんを奪われないように他と差異化したサービスを展開中です。
⑥東京メトロ To Me CARD
東京メトロをPASMOで利用する毎に2ポイント(1ポイント=1円 地下鉄代が200円とすると1%相当の還元率)のメトロポイントが付与されます。 定期券購入等もでき1%程度のメトロポイントが還元されます。 また買物等で貯めたクレジットポイント200Pは、メトロポイント1000Pに移行できます。更に提携サービスを利用すると1000円につき5ポイントが貰えたりします。このようにして貯めたメトロポイントは、PASMOにチャージできたり、ANAマイルに移行できたりします。
一般の私鉄系のカードは、Suicaに無い乗車ポイントなどの特典はあるが、メリットを享受するにはちょっと厳しいのかなあという感じです。後はオートチャージや定期券購入の際のポイントですが、これは一般のクレジットカード並なのであまり魅力がありません。 Suicaの1.5%に比べて、0.5%が標準なので、ちょっと魅力薄です。 そういった中、唯一東京メトロの To Me CARD は魅力的なカードの部類に入るでしょう。